将来は必ずお店を持ちたいと決めた幼少期。
昔から人を喜ばすことが好きだった今井シェフは奈良から神戸に出てきて料理を学び、その夢を実現させた。
しかし、JR摂津本山駅から歩いて5分、線路沿いを進んだ先にある「淡路のビストロ manki」を一人で切り盛りする身として、この世界で成功するためには相当な覚悟が必要だと言う。「当たり前ですが初めはゼロからの出発でした。でも来てくださるお客様にしっかりとしたサービスをすることで何度も足を運んでくださるようになって、今では家族のような存在に感じます。」
今後今井シェフが目指すものは「時代に置いていかれない」ということ。
話を聞く中で特に印象的だったのは『進化』という言葉だ。「新しいものや簡単にできることをただ単に取り入れるだけではなく、古いものや複雑で取っつきにくいことも大切にしながら、これからも柔軟にやっていかないとダメになる。」
「決して料理は好きではなかったんですよ」と笑いながら語る今井シェフ。
いまでは自分の料理を通じてお客様が喜んでもらえる姿がやりがいに感じると言う。これからはどんな未来が待っているのだろうか。